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学校やお友達とは日本語、家庭ではその他の言語、というように、

二つ以上の言語のなかで育つ子どもがたくさんいます。

このような子どもたちは、学校で先生やお友達と毎日たくさんの日本語を話していれば、

充分な日本語を獲得していくことができるでしょうか。

 

実は、それだけでは充分ではないのです。

バイリンガル教育の研究によれば、生活していくための「生活言語能力」は1年~2年で獲得されますが、

学習についていくための「学習言語能力」の獲得は5年~7年、それ以上かかると言われています。

​そして、この「学習言語能力」を獲得するためには、ただ日本語で生活するだけでは不十分で、

複雑な構文や抽象的な表現が使われた文章を読み書く機会をしっかり確保する必要があります。

MARBLEの「子どものための日本語」指導者は、長年日本語教育に携わってきた日本語教育の専門家であるだけでなく、文化庁の「子供のための日本語研修」において「指導者コース」を修了した担当者による研修を受けたうえで子どもの指導に当たります

日本語そのものや言語教育についての専門知識と、子どものための日本語に必要な配慮や視点を融合させた、効果的で計画的な指導が可能です。

お子様の将来のために、MARBLEでしっかりと日本語の土台を作っていきましょう。

子どもの日本語プログラム

1.にほんごで あそぼう!

​   4人以上のグループ(対面/オンライン)

 

 

 

 

 

 

 

ことばのクイズやゲームをしながら にほんごをたくさんつかいます。しつもんしたり、こたえたり、じぶんのかんがえを はなしたりします。

いっしょに たくさんはなしましょう。

  時間: お問い合わせください 

​  場所:江東区東陽町 または オンライン

       

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2.個人レッスン(対面/オンライン)

 

 

 

 

 

 

 

 

お子様の日本語レベルを文科省の提案する「DLA(下記『MARBLEで設定しているレベルと目標』参照)」の手法を採用して診断し、半年ごとに目標を立て計画的に指導します。すべての基本となる語彙力を付けるために、一緒に「ことばリスト」を作り、毎回の練習に組みこむことで、学習習慣をつけます。教科書を使って読む・書く練習をたくさん取り入れ、学習言語(生活のためではなく、勉強につながる日本語)の獲得を目標にします。

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3.ほんをよもう(対面/オンライン)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

物語や説明文を読むプログラムです。物語ではまず、ストーリーを楽しみましょう。それから、登場人物の気持ちを考えたり、自分の考えを表したり、その次に何が起きるか想像したり、より深く読み込んでいきます。説明文では、早い段階から、文章の構造や論理展開に意識を向けさせ、学習言語(生活のためではなく、勉強につながる日本語)の獲得を目指します。

「読書ノート」を作って、自分が読んだ記録も残しましょう。

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4.かぞくでにほんご(対面/オンライン)

 

 

 

 

 

 

兄弟やご家族が一緒にできるプログラムです。家族で日本語を勉強中の方におすすめのプランです。

・日常生活で使う日本語や日本の生活習慣や文化を紹介・「お買い物」「見学」というようにテーマを決めて、親子で日本語でやり取りをしながら生活日本語の力をつける・一緒に本を読みながら日本語力をつける、など、ご希望に合わせます。

家族で一緒に、楽しく学びましょう。  

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MARBLEで設定しているレベルと目標

​日本語力のレベルは日本語能力試験(JLPT)の 5段階、N1~N5で表すのが一般的ですが、これはおとなを対象としているものです。子どもの日本語のレベルを表すためには適当ではありません。子どもの場合は学校や生活に適応するための日本語を獲得する過程で、アイデンティティも確立させていき、さらに人生を切り開いていくための、より高度な日本語を獲得していくという大人とは違うプロセスがあります。

このためMARBLEでは、子どもが学校や生活に適応する段階を判定するために、文部科学省が開発したJSL評価参照枠「対話型アセスメント(略称「DLA:Dialogic Language Assessment)」(『外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメントDLA【一括DL】 (mext.go.jp)』)の枠組みを採用します。これは全国共通の枠組みで、学校やほかの支援の方たちとも共有できるものです。このアセスメントでは下の表のように、学校参加に必要な支援の段階を「初期支援・個別学習支援・支援付き自立学習」の3段階に設定し、それぞれをさらに2つに分けた6ステージの日本語力を設定しています。

MARBLEではこれに、より高度な学習言語能力の獲得を目指す「アドバンス」を加え4段階とし、それぞれの目標を立てています。学習計画を相談する際の参考にしてください。

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支援の段階

DLA ステージ

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 アドバンス(より高度な学習言語の獲得を目指す)

学校生活での支援は必要なくなったレベル。

​より高度な読み書き能力や、論理的な内容を日本語で理解する力、発表する力をつけることを目標にします。このレベルでは日本語能力試験対策も行います。

  自律学習支援 (ステージ5~6)

学校生活には問題がないレベル。

学校の勉強がスムーズに進むように日本語を使った勉強をしっかりします。

本を読んで感想を言う、作文を書くなど、「読む力」「書く力」も伸ばしましょう。また、自分の考えをまとめる作文の練習もたくさんします。

 

 個別学習支援 (ステージ3~4)

学校生活などでは日本語でやり取りをする事ができるようになっているレベル。

ゲームなどを取り入れながらしっかりと基礎力を養います。

基本的な語彙だけでなく、比喩など豊かな表現が理解でき、自分でも伝えられるうになるために、たくさん言葉や表現を覚えましょう。

 初期支援 (ステージ1~2)

日本語があまりわからず、「書く」「読む」も難しいレベル。

生活の大切なフレーズからゆっくり学びます。ひらがな、カタカナの書き方、

発音、簡単な漢字から勉強します。苦手意識をなくし、生活の中で自信を持って使えるようになりましょう。

  

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